長野県上田市 聖マリア幼稚園のホームページ

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神父様のお言葉

神父様のお言葉

  

地上の「生」を超えた「いのち」に こころを開く月
宗教主事  大橋 和人
 
 
 カトリック教会では、11月を「死者の月」とし、112日を「死者の日」とし、神のもとに召された方々の為にお祈りを捧げます。
教会はその伝統を初めから大切にしてきました。特に埋葬に際し、ミサ(教会の典礼において、もっとも大切なもの。イエスが死と復活を記念して捧げられる祈り)が行われるようになったのは、2世紀頃からであり、4世紀には一般的に全体に広まりました。
 
初期の時代から、死者の記念を深い敬愛の心をもって尊び、彼らのために祈ることは「聖(ひじり)」であることを守ってきました。
それは、イエスに結ばれた者は、その復活にも与(あずか)り、地上に生きる者とのきずなをも保ち、神秘的に一つに「生きている」と信じるからです。
 
 この日は、「永遠に生きることへの希望を不動のものとしてください」と神様に祈る、慰め深い希望に満ちた日なのです。
 
 地上に生きて、今は神に召された人々を思い起こし、その生を通して示してくださった「生きる意味」に思いをはせ、地上の生を超えた「いのち」の内に
「一つ」となっていることを、祈りの内に体験します。
そして、私たちが、尽きることのない希望に向かって歩んでいることを、改めて思い起こさせてくれるのです。
 
 今年も、遺族の方々をはじめ、多くの方が集い、そこに眠る方々のことを思いながら、思い出を語り、その墓地を祝福し、ミサを行い、聖歌を歌いました。暖かいよく晴れた秋の日差しの中で、深い慰めを感じた一日となりました。私も、天にある父、母、祖父母、友人、恩人を思い、その優しさを思い起こしました。
 
 「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ」ヨハネ福音書のイエスの言葉です。
 
収穫祭が祝われるこの季節。一粒の麦の命に支えられて生きることを思い、与えられた命を思い、喜びを、「生きるいのち」と分かち合う。