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園長先生のお話

園長先生のお話

 

コミュ二ケーション

                                    小松 瞳

 

2月は如月(きさらぎ)・寒さも厳しく着物をさらに着重ねるといいます。

また2月は立春を境にして気候が変化したり、草木などにも春が確実に近づいて来ていることも伺える月です。ただ寒いだけでなく、季節の移り変わりを通していろいろな自然と向き合うことが出来る素敵な月でもありますね。幼稚園のなかでも、氷や土の硬さ、息の白さ、チューリップや木々の芽、寒さや冷たさ・・・などいろいろな自然を見つけることが出来ます。そしてそれを自分で発見した時の喜びの気持ちは必ず豊かな心に結びついていくものです。またこの季節だからこそマラソン、鬼ごっこ、縄跳びなども活発に行えるようにし、体力づくりと共に活動や遊びを通し、自然を体で感じ、見て、触れて、たくさんの気づきがあるように過ごしていきたいと思います。

こんなことを考えている私ですが、冬を通り越して早く春になればいいなあと思って毎年3学期を過ごし、気づけば卒園式になっていて、いつもなんて早かったんだろうと感じるのです。本当に短い3学期です。大人も子どもも春に向けそわそわ、わくわくして日々何となく過ぎてしまいがちですが、新学期に向けて子ども達の気持ちの変化や成長を見逃さないようにしていきましょう。

 

そんな中で、新学期を迎える前にここでもう一度「コミュ二ケーション」について考えてみましょう。人間は一人では生きていけません。いずれ自立して社会で生きていくためには一番といっていいほど大事な力です。コミュ二ケーションとは、社会生活を営む人間の間で行われる知覚、感情、思考の伝達をし合うこと。言語、文字、身振りなどを媒介として行われるとあります。年齢別に発達段階には差がありますが、勘違いしてはいけないことは、「伝達し合う」ということで自分の言いたい事が言えるとか、感じたことが言える、聞かれれば答えることができる。ということではありません。コミュ二ケーションにはいつも相手がいて、相手の知覚、感情、思考も読み取れなくてはいけません。そして、ただそれだけではなく状況判断や空気を読み取る力も大事になってきますね。現代社会だからでしょうか、本当に難しい事になってしまっていると思います。まず、①自分がわかっているのかわからないのかが分かる。②自分の今の感情が自分で表現できる。③ひとりごとではなく相手に伝えようとしているか・・・ここから始まります。そして集団生活だから経験できる周りの状況をキャッチする力と友達と自分の比較です。ここでの比較とは「あっ!ぼくも頑張ろう!」「みんなより遅くなっちゃった」など気づくことや「私はこうする」と個性を伸ばすための目安にする比較です。また状況をキャッチする力には、ルールやマナーがあっての中で、我慢する力や「じゃあどうするか」という判断する力も必要になってきます。

こう考えると、色々な力が身についていかないとコミュケーションがとりずらく生きづらい人生になってしまいますね。今お子さんにはどの部分をプラスしてあげたらいいか、また足りないのかをここでもう一度認識し、更に成長していくための力になるように考えてほしいと思います。この幼児期の友達との関わりやご両親の働きかけ、時には教えたり、注意したりして培われていくものがとても大事になっていきます。